新型コロナウイルス感染症「5類」移行に際して

新型コロナウイルス感染症「5類」移行に際して

令和5年5月8日より、新型コロナウイルス感染症の感染症法上の分類が「2類」から「5類」に移行されました。「5類」は、季節性インフルエンザ(主に冬の時期に流行する通常のインフルエンザ)と同分類です。

しかし、「5類」移行は単に分類が変わるだけで、ウイルスそのものが変わるわけではありません。インフルエンザと同程度にウイルスの感染力が弱まったり、重症化しなくなったりした訳ではありません。

季節性インフルエンザとの主な違いは、以下の通りです。

①  感染力が強い

②  感染期間が長い

③  無症状感染が多い

④  高齢者の重症化率が高い

⑤  突然死がある

⑥  後遺症が多い

⑦  治療薬が少なく、効果が限定的であり高価格(令和5年9月までは公費負担)

上記の様に多くの違いがあり、同じ「5類」でも科学的な分類ではありません。

ですから、今後も新型コロナウイルス感染症の感染対策を続ける必要があり、最も大切な事は「自分がかからない」「人にうつさない」という事です。

令和5年3月13日よりマスク着用は原則として個人の判断になりましたが、マスク(不織布)の感染予防効果は絶大なので、日本医師会のポスターにあるように抵抗力の弱い方の集まる医療機関や高齢者施設では必ずマスクを着用して下さい。

また、人と近い距離で接する場面や、多人数が密集する公共交通機関や集会等では出来るだけマスクを着用し、外したままでの会話や会食はなるべく避けた方が良いと思います。

厚生労働省は、もう既に第9波の到来を予測しておりますが、現実にそうならないように、お互いに感染対策を続けましょう。ワクチン接種も効果的です。

当院でも、面会や診療で一部制限緩和をする予定ですが、基本的な感染対策は続けますので、患者様や利用者様を感染から守るためにもご理解、ご協力を宜しくお願いします。

令和5年5月8日

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